吉野家 関連ツイート
「ラーメン二郎」に学ぶ日本再興戦略。|いなつち☆稲田智… https://t.co/xUj8rovEqp
MC すき焼きが食べたいと言ってましたが食べましたか?
🕺昨日食べました!
MC どこで?
🕺吉野家 ☺️
圧倒的庶民派ノテヒョン…!
#노태현
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先月の、とある金曜日のお話です。
ウチの奥さんはsoftbankユーザーで、先月の金曜日は「スーパーフライデー」の特典として吉野家の牛丼が一杯無料でもらえる…という催しがありました。
「小五郎の分は私が現金で買っていくので、金曜日の夜は牛丼弁当にしようよ」と奥さん。
もちろん僕に異論はなく、「じゃあ、たのむよ」と。
その日は自宅で仕事をしており、台本の修正でクライアントから無理難題を押し付けられて若干イライラしていました。
18時頃に、なんとか台本を仕上げてメールで送り返し、その日はひとまず一段落終わったのですが…どうにも気持ちのモヤモヤが収まらず、焼酎のお湯割りを飲み始めてしまいました(笑)
奥さんが帰宅したのは20時少し前。牛丼の入ったビニール袋を持ってリビングに来て「買ってきたよ〜」
さっそく牛丼の器を取り出し、テーブルに並べましたが…
「あれ?お新香がひとつしか入ってない。おかしいな〜ふたつって頼んだのに、店員さんが聞き間違えたのかな〜ちょっと待ってね。レシート見てみるから」と言いながら、バッグから財布を取り出し、レシートを見つけてまじまじと見る。
「あ〜やっぱり!お新香ふたつぶんのお金取られてるじゃない!私、今から吉野家行ってお新香もうひとつもらってくるから」と、ソファから立ち上がろうとする奥さんに、僕は言いました。
「いやいや…いいじゃん、わざわざ取りに行かなくても。オレ、お新香なくてもいいからさ。寒いしお腹すいたから、もう牛丼食べようよ。たかだか100円じゃない」
そう…その夜は寒くて、小雨がパラついていたのです。
しかもウチから吉野家までは片道約15分。たった100円のお新香のために、奥さんに取りに行かせたくなかったのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ホラ、よくドラマとか小説にあるでしょ?
あるカップルがディナーを食べ終えたレストランに、彼女が傘を置き忘れてしまい…
「あ〜さっきの店に傘忘れちゃった。店を出るときに雨止んでたから、気がつかなかったんだわ。私、今から取りに行ってくる。先に家に帰ってて」
すると彼氏が「えっ、今から?取りに行くのは明日でもいいんじゃない?」
「でもあの傘、お気に入りなの。もし他の人に持ってかれちゃったらヤだから、やっぱり行ってくるね」
不安そうな表情の彼氏を尻目に「大丈夫だよ。すぐに戻るから」と言い残し、レストランに引き返し傘を手にして店を出て横断歩道を渡る彼女に向かって、信号無視のトラックが突っ込んでくる…
「ピーポー ピーポー ピーポー・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ねっ?こういうシーン、あなたも一度は見聞きしたことありますよね?それが頭に浮かんじゃったんですよ。
たった100円のお新香のために、奥さんをそんな危険な目に合わせたくない!と。
それからしばらくは、「行く!」「行くな!」「たかが100円じゃないか」と押し問答が続き…
ついに奥さんがキレました(怒)
「あのね!さっきから『たかだか100円』って言うけど、私にとって100円は『たかが』じゃないのよ!小五郎とは価値観が違うのかもしれないけどね!私は200円払ったのに100円分のモノしか受け取れなかったってことに腹が立ってるのよ!とにかく行ってくるからね!」
滅多に怒らない奥さんに、ここまで言われると、もう反論できませんでした。
奥さんが出て行った後、冷静になって考えた小五郎。
僕の本音は「外は暗いし寒いし、100円のために君を危険な目に合わせたくないんだよ。決して100円をバカにしたわけではなく、君を危険な目に合わせかねない状況に晒すくらいならば、100円くらいは惜しくない…」ということだったのです。
でもそれをそのまま言うと、「小五郎、それはドラマの見過ぎだよ!」「そんなことあるわけないじゃん。大丈夫だから!」って返されそうで…で、照れ隠しのつもりで『たかだか100円』のほうに比重を置いて反論したのです。
帰ってきたら、素直に僕が心配していた気持ちを話そう。そう思って、ひたすら彼女が無事に帰ってくるのを待っていました。
ところが…
往復で30分のはずが、40分たっても戻らない。お新香一つ受け取るだけなのに。
まさか…
心臓がドキドキしてきた。「うそだろ?」
45分後、ようやく
「ただいま〜」
「遅かったじゃん、何かあった?」
「あ〜スーパーフラーデーのお客さんが列を作ってて、15分くらい並んだかな?でもね、事情を話したら『それは大変失礼しました』って言って、次回以降に使える100円券をもらえたよ!」
こっちの気持ちも知らずに、無邪気に笑う奥さんを見て、ホッとしたせいもあり、ちょっと目がウルっときてしまった小五郎。
ふたりで牛丼とお新香を食べながら、奥さんに謝りました。そして、その(架空の)物語の例を話して、なぜ止めたのか説明すると…
奥さん曰く…
「そういえば、そこのラーメン屋の角の交差点で、横断歩道渡ってるときに黒い大きい車が私の前から右折してきてね…私のことに気付かなかったみたいで、急ブレーキかけて…なんかぶつかりそうになったのでびっくりしちゃった」
と無邪気に笑うではありませんか(驚)
「ほらみろ!」
「だ・か・ら〜 まさに、そういうことを心配したんだよ!」
僕はソファから立ち上がらんばかりの勢いで、右手に持った箸を頭の高さまで振り上げながら声を張り上げました(怒)
奥さんも僕に謝ってくれました。「そうだったんだ。心配させてゴメンね…」と。
そして…
「牛丼はやっぱり吉野家がおいしいよね」
と、心もお腹もほっこりと温まった金曜の夜でした(笑)
先月の、とある金曜日のお話です。
ウチの奥さんはsoftbankユーザーで、先月の金曜日は「スーパーフライデー」の特典として吉野家の牛丼が一杯無料でもらえる…という催しがありました。
「小五郎の分は私が現金で買っていくので、金曜日の夜は牛丼弁当にしようよ」と奥さん。
もちろん僕に異論はなく、「じゃあ、たのむよ」と。
その日は自宅で仕事をしており、台本の修正でクライアントから無理難題を押し付けられて若干イライラしていました。
18時頃に、なんとか台本を仕上げてメールで送り返し、その日はひとまず一段落終わったのですが…どうにも気持ちのモヤモヤが収まらず、焼酎のお湯割りを飲み始めてしまいました(笑)
奥さんが帰宅したのは20時少し前。牛丼の入ったビニール袋を持ってリビングに来て「買ってきたよ〜」
さっそく牛丼の器を取り出し、テーブルに並べましたが…
「あれ?お新香がひとつしか入ってない。おかしいな〜ふたつって頼んだのに、店員さんが聞き間違えたのかな〜ちょっと待ってね。レシート見てみるから」と言いながら、バッグから財布を取り出し、レシートを見つけてまじまじと見る。
「あ〜やっぱり!お新香ふたつぶんのお金取られてるじゃない!私、今から吉野家行ってお新香もうひとつもらってくるから」と、ソファから立ち上がろうとする奥さんに、僕は言いました。
「いやいや…いいじゃん、わざわざ取りに行かなくても。オレ、お新香なくてもいいからさ。寒いしお腹すいたから、もう牛丼食べようよ。たかだか100円じゃない」
そう…その夜は寒くて、小雨がパラついていたのです。
しかもウチから吉野家までは片道約15分。たった100円のお新香のために、奥さんに取りに行かせたくなかったのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・
ホラ、よくドラマとか小説にあるでしょ?
あるカップルがディナーを食べ終えたレストランに、彼女が傘を置き忘れてしまい…
「あ〜さっきの店に傘忘れちゃった。店を出るときに雨止んでたから、気がつかなかったんだわ。私、今から取りに行ってくる。先に家に帰ってて」
すると彼氏が「えっ、今から?取りに行くのは明日でもいいんじゃない?」
「でもあの傘、お気に入りなの。もし他の人に持ってかれちゃったらヤだから、やっぱり行ってくるね」
不安そうな表情の彼氏を尻目に「大丈夫だよ。すぐに戻るから」と言い残し、レストランに引き返し傘を手にして店を出て横断歩道を渡る彼女に向かって、信号無視のトラックが突っ込んでくる…
「ピーポー ピーポー ピーポー・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ねっ?こういうシーン、あなたも一度は見聞きしたことありますよね?それが頭に浮かんじゃったんですよ。
たった100円のお新香のために、奥さんをそんな危険な目に合わせたくない!と。
それからしばらくは、「行く!」「行くな!」「たかが100円じゃないか」と押し問答が続き…
ついに奥さんがキレました(怒)
「あのね!さっきから『たかだか100円』って言うけど、私にとって100円は『たかが』じゃないのよ!小五郎とは価値観が違うのかもしれないけどね!私は200円払ったのに100円分のモノしか受け取れなかったってことに腹が立ってるのよ!とにかく行ってくるからね!」
滅多に怒らない奥さんに、ここまで言われると、もう反論できませんでした。
奥さんが出て行った後、冷静になって考えた小五郎。
僕の本音は「外は暗いし寒いし、100円のために君を危険な目に合わせたくないんだよ。決して100円をバカにしたわけではなく、君を危険な目に合わせかねない状況に晒すくらいならば、100円くらいは惜しくない…」ということだったのです。
でもそれをそのまま言うと、「小五郎、それはドラマの見過ぎだよ!」「そんなことあるわけないじゃん。大丈夫だから!」って返されそうで…で、照れ隠しのつもりで『たかだか100円』のほうに比重を置いて反論したのです。
帰ってきたら、素直に僕が心配していた気持ちを話そう。そう思って、ひたすら彼女が無事に帰ってくるのを待っていました。
ところが…
往復で30分のはずが、40分たっても戻らない。お新香一つ受け取るだけなのに。
まさか…
心臓がドキドキしてきた。「うそだろ?」
45分後、ようやく
「ただいま〜」
「遅かったじゃん、何かあった?」
「あ〜スーパーフラーデーのお客さんが列を作ってて、15分くらい並んだかな?でもね、事情を話したら『それは大変失礼しました』って言って、次回以降に使える100円券をもらえたよ!」
こっちの気持ちも知らずに、無邪気に笑う奥さんを見て、ホッとしたせいもあり、ちょっと目がウルっときてしまった小五郎。
ふたりで牛丼とお新香を食べながら、奥さんに謝りました。そして、その(架空の)物語の例を話して、なぜ止めたのか説明すると…
奥さん曰く…
「そういえば、そこのラーメン屋の角の交差点で、横断歩道渡ってるときに黒い大きい車が私の前から右折してきてね…私のことに気付かなかったみたいで、急ブレーキかけて…なんかぶつかりそうになったのでびっくりしちゃった」
と無邪気に笑うではありませんか(驚)
「ほらみろ!」
「だ・か・ら〜 まさに、そういうことを心配したんだよ!」
僕はソファから立ち上がらんばかりの勢いで、右手に持った箸を頭の高さまで振り上げながら声を張り上げました(怒)
奥さんも僕に謝ってくれました。「そうだったんだ。心配させてゴメンね…」と。
そして…
「牛丼はやっぱり吉野家がおいしいよね」
と、心もお腹もほっこりと温まった金曜の夜でした(笑)